お金がなくて携帯代が払えない!滞納のやばいリスクと5つの対策

「携帯代を払いたいけれどお金に困っていて払えない」「携帯代が払えないとどうなる?」「スマホ代が払えない…いつ止まる?」と焦っている人もいるのではないでしょうか。携帯電話は今となっては日常生活に欠かせないものだとも言えるため、料金が払えないと困ります。

携帯代を払えないまま放置していると、最終的には携帯電話が強制解約されてしまう可能性もあるため、何らかの対策を考えなければいけません。

今回は携帯代が払えない時に考えられる対策法と滞納しないコツを解説するので、参考にしてみてください。

次のような疑問やお悩みがあるなら要チェックです。

  • 携帯代が払えない…分割して支払うのは可能?
  • コロナの影響で携帯代が払えない状況になった、ドコモの相談窓口はどこ?
  • 携帯代が払えないといつ止まる?ブラックリストに載る?

詳しく確認しましょう。

Contents

携帯代が払えないとどうなる?時間に沿って確認

携帯代が払えないと何が起こるのか知っていると、支払いが滞りそうな時に対策をしなければいけない理由がわかります。どのような問題が起こるのか、時間に沿って確認しましょう。

携帯代の支払い日を過ぎると数日で未払いの通知が届く

支払い日を数日過ぎて入金されていないのが確認されると、SMSやメールで支払いができていないという案内が届きます。

支払い忘れの可能性もあるため、最初は支払えていないという事実と支払い方法の案内が記載されているだけです。内容を確認して、期日までに支払いを済ませましょう。

支払い日を過ぎた後の料金の支払い方法には、以下のようなものがあります。

  • Pay-easy (ペイジー)
  • インターネットバンキング
  • クレジットカード
  • コンビニエンスストア払い
  • 再振替

キャリアによって対応している支払い方法が異なるので、方法をチェックした上で支払泣ければいけません。大手キャリアの支払方法については、後ほど詳細を紹介します。

携帯代が払えない時、支払い日より1週間から2週間で督促状が届く

SMSやメールで督促されても携帯代を払えずにいると、1週間から2週間で督促状が届きます。督促状に払い込み用紙が同封されている場合もあるので、確かめて支払いを済ませましょう。

再振替などの方法で支払いができるキャリアもあります。

携帯代の支払い日より2週間から3週間で利用停止の案内が届く

支払い日より2週間から3週間程度で、利用停止の案内が届きます。案内には支払い期限が記載されていて、決められた支払い日までに入金ができなければ携帯電話が使えなくなるため注意しましょう。

回線を利用する通話や、ギガを消費してのインターネットができなくなります。利用停止になる時期の目安は、支払い日から1ヶ月程度です。ただし、何度も延滞を繰り返していると、1ヶ月待たずに利用が停止されるケースも見られます。

この段階では、携帯電話の契約が解除されるわけではありません。一時的に利用が停止されても、支払いを済ませれば再び携帯電話が使えるようになります。

携帯代の支払い日より2ヶ月から3ヶ月程度で強制解約される

支払い日より2ヶ月~3ヶ月程度過ぎても支払いができないと、携帯電話が強制解約されます。強制解約には以下のようなデメリットがあるため、解約される前の早めの対処が必要です。

  • 支払いを済ませても携帯電話が使えるようにならない
  • 携帯電話番号ポータビリティによる乗り換えもできない
  • 携帯電話を再度使いたいなら新規契約しなければいけない
  • 新規契約自体が難しくなる
  • 携帯電話解約後も支払いの義務は残る

強制解約されると契約自体が切れるため、支払いを済ませても携帯電話は使えるようになりません。

携帯電話番号ポータビリティとは、携帯電話番号を変更せずに他の携帯電話会社の通信サービスに乗り換えられる制度です。強制解約の場合は解約前電話番号が使えなくなり、解約前の電話番号を使った乗り換えもできません。

携帯電話を再度使いたいなら新規契約する必要があり、手間がかかります。手間がかかるだけではなく、強制解約の情報が残っていると新規契約自体が難しくなる点にも注意が必要です。

携帯電話が強制解約されても、支払いの義務はなくなりません。

携帯代の支払いが滞ったままだと差し押さえに遭う可能性もある

携帯電話料金を長期間にわたって支払えずにいると、差し押さえに遭う可能性もあります。携帯電話会社が裁判に訴えた場合、携帯電話会社の主張が認められるケースがほとんどです。

携帯電話会社の主張が認められると、預貯金や給与など返済に回しやすいものが優先して差し押さえられます。給与が差し押さえられると、会社に連絡が行って天引きになるため、携帯代の滞納がバレてしまう点にも注意が必要です。

携帯代が払えなかった時はどう手続きすればいい?ドコモ・au・ソフトバンク・楽天それぞれ紹介

携帯代が払えなかった時に、お金が用意できたらどのような手続きで支払いをすればよいか、不安に思う人もいるでしょう。キャリア別に紹介するので、チェックしてみてください。

auで携帯代が払えなかった時の手続き方法

auで携帯代が払えなかった場合、支払いに関する案内がSMSまたはEメールで届きます。内容を確認したうえで、案内に沿って支払いを済ませましょう。支払方法は以下の通りです。

  • Pay-easy (ペイジー)
  • クレジットカード
  • My auで番号を確認してコンビニエンスストア払い

契約内容によっては振り込み用紙が送られるケースもあります。振り込み用紙が届いた人は、近くのauショップやコンビニエンスストアで支払いましょう。

支払い期限は引き落とし日によって異なりますが、引き落とし日から20日程度を目安として支払い期限が設定されています。期限を確認して、期限内に支払いを済ませましょう。支払い日の翌日から15日以内に支払えば、遅延利息がかかりません。

「契約解除予告」という案内が届いた時は、注意が必要です。記載されている支払期日までに支払いが間に合わなければ、au携帯電話やUQ mobileスマートフォンも含めてすべての契約が解除になる場合があります。

auではWebからの支払期日に関する相談が可能です。都合のいい時間に問い合わせができるため、支払いが難しいと感じた場合にはできるだけ早く連絡を入れましょう。支払う気があることが伝われば、待ってもらえる可能性が高まります。

docomoで携帯代が払えない時の手続き方法

docomoで携帯代が払えなかった場合は、支払い日の翌月の15日に再振替されるので、15日までに口座に入金しましょう。連続して入金ができなかった時には、請求書での支払いに変更される可能性があります。

再振替できなかった料金は、ドコモショップかNTTファイナンスのWebビリングで支払いましょう。

再振替を待たずに支払いを済ませたいなら、ドコモショップでの支払いも可能です。ドコモショップで支払った場合、再振替時に口座に残高があると二重支払いになるため、注意しましょう。

料金がドコモからの請求になっている利用者は、再振替されません。再振替できない人は、My docomoの「料金のお支払い・お支払い状況照会」から支払いができます。

利用停止の知らせが記載されたハガキが届いた場合は、利用停止を避けるためにも期限内に支払いを済ませなければいけません。ハガキが届いた場合の支払方法は、以下の通りです。

  • Pay-easy (ペイジー)
  • ドコモショップ
  • はがきに添付された払込取扱票でコンビニエンスストア払い

支払いが遅れた場合は延滞利息がかかりますが、支払い期限の翌日から15日以内に支払いを済ませれば延滞利息はかかりません。延滞に気付いたら、早めに支払いましょう。支払い期限日から20日目から30日目頃になると、携帯電話の利用が停止されます。

支払いに関する相談はドコモお客様相談室で受け付けてくれるため、困った時は相談しましょう。

ソフトバンクで携帯代が払えない時の手続き方法

ソフトバンクでは、携帯が払えなかった時でも再振替はありません。以下のいずれかの方法で早めに支払いを済ませましょう。

  • インターネットバンキング
  • クレジットカード
  • コンビニエンスストア払い

My SoftBankから支払いの手続きができるため、確認して支払いましょう。後日ソフトバンクから振込用紙が送られるのを待って、振り込み用紙で支払いをする方法もあります。振り込み用紙があれば、以下のいずれかの場所で支払いが可能です。

  • コンビニエンスストア
  • 金融機関
  • ソフトバンクショップ

電話で支払いの手続きをしたい人は、ソフトバンクカスタマーサポートに連絡しましょう。

ソフトバンクでも延滞利息はかかりますが、支払期日から15日目までに入金した場合は利息が免除されます。

滞納から2週間程度で携帯電話の利用が停止されるため、早めに支払いましょう。ソフトバンクでは、チャット機能でオペレーターに相談できます。

楽天モバイルで携帯代が払えない時の手続き方法

楽天モバイルでは、携帯代が払えなかった際の再振替はありません。可能な支払い方法は、以下の通りです。

  • クレジットカード
  • デビットカード
  • 楽天ポイント払い
  • コンビニエンスストア払い

口座引き落としができなかった場合やクレジットカード・デビットカードで支払いができなかった場合には、別のクレジットカードやデビットカードを登録して支払えます。手続きが完了するとすぐに引き落とされるため、急いで支払いたい時に便利です。

クレジットカードやデビットカードで決済する人は、楽天ポイントを併用して支払えます。

my楽天モバイルから手続きができるので、確認して支払いを済ませましょう。普段の支払方法によって未払い料金が払えるようになるタイミングが異なるので、支払いが可能になってから手続きをする必要があります。

ハガキが届くまで待てば、コンビニエンスストア払いも可能です。

困った時にはAIが相談を受け付けてくれます。

スマホ代・携帯代が払えない時に考えられるリスクもチェック

携帯が払えないと、最終的に強制解約される以外にもリスクがあります。どのようなリスクがあるのか、見ていきましょう。

延滞利息が発生する

携帯料金を滞納すると、延滞利息が発生します。延滞利息は遅延損害金とも呼ばれ、支払い遅れに対する損害賠償に当たるお金です。指定された利率で計算された金額を、支払い日の翌日から返済が遅れた日数分だけ支払わなければいけません。

延滞利息の利率の例を確認しましょう。

キャリア 延滞利息 免除の有無
au 14.6% 支払い日の翌日から15日以内に入金すれば利息は免除
docomo 14.5% 支払い日の翌日から15日以内に入金すれば利息は免除
ソフトバンク 14.5% 支払い日の翌日から15日以内に入金すれば利息は免除
楽天モバイル 14.5% 支払い日の翌日から15日以内に入金すれば利息は免除

支払いが遅くなればなるほど、支払わなければいけない利息が高額になります。4大キャリアは、すべて一定期間内に支払えば遅延利息の免除が可能です。遅延利息が発生しないうちに、できるだけ早めに支払いを済ませましょう。

端末代を含む携帯代が払えないままでいるとブラックリスト入りする

携帯代に端末料金が含まれている人は、長期間携帯代を払わないままでいるとブラックリスト入りするリスクがあります。ブラックリスト入りすると、5年間は情報が消えません。

「ブラックリスト入りする」とは、個人信用情報機関に長期延滞などのネガティブな情報が残っている状態を例えた言葉です。実際にブラックリストという名前のリストがあるわけではありません。

個人信用情報機関には、個人がお金を借りた際の取引情報が掲載されています。ローンやクレジットカードの申し込み時に確認すれば、契約している商品や支払い状況がわかる仕組みです。具体的には、以下のような情報が記載されています。

  • 申込者を明確にするための個人を識別する情報
  • 契約しているローンの種類や借入額
  • 支払い状況

ローンの申し込みを受けると、貸金業者や銀行は個人信用情報機関に申込者の情報を問い合わせなければいけません。情報の問い合わせをするのは、返済能力を確かめてから融資をするためです。

情報を確かめて、長期延滞などの問題が見つかると、新たにお金を貸しても返ってこないと判断されて審査に通りません。短期間支払いを忘れても、すぐに支払えば影響が出ずに済みます。2ヶ月以上の長期にわたって返済が滞ると、ネガティブな情報が残る仕組みです。

携帯電話の通信料は借り入れではないため、個人信用情報機関は関係しません。しかし、携帯代に端末の料金が含まれていれば、端末のローンを組んでいるとみなされます。

端末の料金を携帯代と一緒に支払っている人は、2ヶ月以上延滞するとブラックリスト入りする可能性があるため注が必要です。端末代が実質0円の端末を利用している場合、端末代が割引やポイントで還元される仕組みになっています。

利用者からすれば端末代は無料だと考えがちですが、契約上は端末代を支払っている扱いになり、無料ではありません。実質0円の端末を使っている人にもブラックリストが関係するため、注意しましょう。

携帯代が払えないままだと携帯電話の新規契約が難しくなる

携帯代が払えないまま強制解約されると、携帯電話の新規契約が難しくなります。端末代金の情報に関しては個人信用情報機関に登録されますが、回線代に関する情報は以下のような団体に登録されるルールです。

  • 一般社団法人電気通信事業者協会(TCA)
  • 一般社団法人テレコムサービス協会(TELESA)

個人信用情報機関と同様に、回線代の長期延滞や強制解約の記録も、5年間残ります。

携帯電話料金が払えない人や強制解約された人と契約を結んでも、料金を支払ってくれるとは思えません。情報が残っている限りは、新たな携帯電話は契約できないと思いましょう。

携帯電話の利用停止による間接的なデメリットも確認しよう

携帯電話が利用停止になると、日常生活に支障が出る可能性もあります。電話が使えないことによる間接的なデメリットも確認しましょう。

携帯電話の利用停止で何ができなくなるかチェック

携帯電話が利用停止になると、以下のサービスが利用できません。

  • 通信回線を使用して電話をかける
  • 通信回線を使用して電話を受ける(※キャリアによっては受けられる)
  • キャリア決済
  • ショートメッセージサービス(SMS)
  • 携帯電話会社が提供するメールアドレスを利用したメール

携帯電話の利用が停止されると通信回線が利用できなくなるので、電話をかけたり受けたりできなくなります。ただし、ソフトバンクなど一部のキャリアでは、発信が出来なくても受信は可能です。

携帯料金が払えていない場合は、キャリア決済も利用できません。キャリア決済は携帯代金と一緒に引き落とす仕組みなので、携帯料金が払えない状態の人が利用しても支払えないとみなされます。

ショートメッセージサービスや、携帯電話会社が提供するメールアドレスを利用したメールの利用もできなくなります。

携帯代が払えないうえに、自宅に固定電話がない場合は連絡が取りにくくなる

自宅に固定電話がない人が携帯電話を止められると、連絡が取りにくくなります。用事があって電話を掛けているのに繋がらないと、掛けてきた人も困るでしょう。

自分の方に用事があって連絡を取りたくても、電話連絡ができません。ソフトバンクのように着信ができても発信ができないキャリアの場合、電話に出られれば問題はありませんが、電話に出られなかった場合に折り返しの連絡が入れられず不便です。

今は自宅に固定電話を持っていない人も多いのではないでしょうか。自宅に電話がない人が携帯電話を使えなくなると、連絡の手段が減ってしまいます。

LINEなどの無料アプリを互いにインストールしていて、Wi-Fi環境があれば、連絡を取るのは不可能ではありません。しかし、Wi-Fi環境がなければ連絡がつけられないので、不便だと言えるでしょう。

私用の携帯電話を仕事に使っている場合は仕事に影響が出る

私用の携帯電話に仕事に関する連絡が入る人は、仕事への影響も避けられません。職場の人が確認したいことがあって連絡をしているのに連絡がつながらないと、職場にも迷惑がかかります。

仕事をすうえでの信用にも関わるので、滞納している人はできるだけ早く支払わなければいけません。

携帯代が払えないと緊急連絡も災害ダイヤルも利用できないため非常時に困る

携帯電話の回線が使えなくなると、110番や119番などの緊急連絡もできません。緊急の時に困る可能性があるので、できるだけ早めに支払いを済ませたいところです。

原則として、災害ダイヤルの利用もできません。ただし、災害時には連絡手段が解放されるケースもあるため、状況によります。必要な時に連絡がつきにくくなる可能性がある点は知っておきましょう。

携帯がないのでSMS認証が必要なサービスを利用できない

最近では、不正利用を防ぐために、本人確認にショートメッセージサービス(SMS)を用いた認証方法を取り入れているサービスも多く見られます。携帯電話の利用が停止されているとショートメッセージサービスが利用できません。

SMS認証ができないと、認証が必要なサービスも利用できなくなります。

携帯代が一括請求になっていると家族の携帯電話も使用できない

携帯電話の料金が回線ごとではなく一括請求になっていると、家族の携帯電話も使用できなくなります。

習い事や通学の関係で子どもに持たせている人など、家族間で連絡を取り合う必要があっても連絡がつきません。送迎の際に困ったり、防犯上の不安を感じたりする可能性もあります。

携帯代が払えない!でもWi-Fiがあれば困らないサービスについても確認

携帯電話の利用が停止されても、Wi-Fiがあれば以下のサービスは利用できます。

  • 携帯電話会社が提供するメールアドレスを利用したメール以外のメール
  • インターネット
  • アプリの使用

携帯電話会社が提供するメールアドレスを利用したメール以外のメールであれば、送受信できます。インターネットの閲覧も可能です。ゲームやSNSなど、アプリも利用できます。

LINEなどの無料アプリの通話機能を利用すれば、電話が止められていても連絡手段にはできます。

ただし、Wi-Fi環境がない場所では通信ができない点に注意しましょう。

いつまでにいくら用意すれば足りる?携帯代の支払いに関する知識

携帯代が払えそうにないと思った時に、いつまでにいくら用意すればよいのか、携帯代の支払いに関する知識を紹介します。対策を立てる際の参考にしてみてください。

いくら用意すればいい?携帯代の相場を紹介

MMD研究所によって実施された「2021年12月 通信サービスの料金と容量に関する実態調査」によると、携帯代の相場は以下の通りです。

キャリア 月額料金 通信料と通話代 携帯端末代金
大手3キャリア 8,471円 4,638円 3,833円
オンライン専用プラン 6,345円 3,084円 3,261円
サブブランド 4,673円 2,340円 2,332円
MVNO 3,841円 1,544円 2,297円

携帯電話のオンライン専用プランは、契約やサポートがすべてオンライン対応になっている代わりに、料金が安めのプランです。「ahamo」や「povo」などがオンライン専用プランに当たります。

サブブランドは大手キャリアの系列会社が提供する、低価格帯の携帯電話ブランドです。「UQ mobile」や「Y!mobile」がサブブランドに当たります。

MVNOは格安スマホで、キャリアから電波を借りてサービスを提供する事業者です。MVNOには「LINEモバイル」や「mineo」など多数の業者があります。

月額料金を見ると、最も高い大手キャリアを利用している人は8,500円程度、最も安いMVNOなら3,800円程度です。利用しているサービスや支払いに端末代が含まれているかどうかを確認して、どれくらいかかるか相場をチェックしましょう。

携帯代の支払い期日と支払い方法を確認しよう

携帯代の支払い期日と支払い方法について、3大キャリアと独自回線を持ち第4のキャリアと言われるようになった楽天モバイルを例に確認しましょう。

キャリア 支払い期日 支払い方法
au 利用月に対して翌月25日・翌月末・翌々月10日
※クレジットカードの場合はクレジット会社の振替日に準じる
※契約内容によって決定
My auから支払い
Pay-easy(ペイジー)で支払い
店舗で支払い
口座振替
クレジットカード
docomo 月末 請求書
店舗で支払い
NTTファイナンスの「Webビリング」から支払い
口座振替
クレジットカード
ソフトバンク 10日・20日・末日の3種類
※新規契約時に決定
口座振替
クレジットカード
楽天モバイル 27日
※クレジットカードの場合はクレジット会社の振替日に準じる
楽天ポイント支払い
口座振替
クレジットカード
デビットカード

携帯キャリアや、同じキャリアでも契約内容によって支払い期日が異なります。自分の支払い日はいつか、契約の際にきちんと確認しましょう。支払方法もキャリアによって異なります。

毎月自分で支払いを管理すると忘れやすいため、口座振替やクレジットカードのように自動的に支払える方法を選ぶと安心です。

携帯代が払えない時に携帯代の後払いや分割払いを希望する方法は?

携帯代を後払いや分割払いにしたい場合は、クレジットカード払いを選びましょう。

クレジットカードなら振替日に合わせて引き落とされるため、後払いにできます。支払方法をリボルビング払いに指定すれば、分割での支払いも可能です。

携帯代が払えないといつ止まる?キャリアごとの回線停止日の目安

携帯代を払わないといつ電話が止まるのか、キャリアごとの回線停止の目安を確認しましょう。

キャリア 利用停止になる日数の目安 強制解約される日数の目安
au 支払い日から2週間程度 支払い日から2ヶ月程度
docomo 支払い日から20日~30日頃 支払い日から2ヶ月程度
ソフトバンク 支払い日から2週間程度 支払い日から3ヶ月程度
楽天モバイル 未納の利用月から3ヶ月程度 未納の利用月から4ヶ月目

大手3キャリアと楽天モバイルの傾向から、他の携帯キャリアを利用している人でも支払い日から2週間程度経過すると利用が停止される可能性があると言えます。2ヶ月~4ヶ月程度滞納すると強制解約される可能性があるため注意が必要です。

携帯代が払えない時に考えられる5つの対処法

携帯代が払えない時にはどうすればよいのか、考えられる対処法を紹介します。できそうな方法を試してみてください。

携帯代の支払い日が来るまでにカードローンを契約して立て替える

どうしても携帯代が払えない時には、支払い日が来るまでにカードローンを契約して立て替える方法もあります。携帯料金の支払いが遅れると携帯電話が停止されるなどのリスクがあるため、できるだけ滞納前に対策をしなければいけません。

何度も滞納していると、滞納が確認されてすぐに利用が停止される可能性もあります。カードローンなら、一度契約すれば利用限度額の範囲内で何度でも借入が可能です。「今月は携帯代が払えそうにない」と思ったら、すぐに借入して支払えます。

カードローンの多くは来店不要で契約できるため、時間を割いて手続きをする必要もありません。また、郵送物などもなしで契約できるバレないカードローンもあります。最短即日融資が可能な借入先なら、携帯代が払えないとわかった時に早めに対策ができます。

カードローンは繰り上げ返済にも対応していて、お金が用意できた時点ですぐに支払いが可能です。カードローンを利用すると利息が付きますが、利息は日割りなので早めに返済することで利息の軽減もできます。

初めて契約する人を対象に一定期間無利息で融資をする期間を設けているカードローンを選ぶと、一定期間は利息の心配がいりません。どのカードローンを契約していいかわからない人は、以下のおすすめのカードローンの中からいずれかを選んで契約すると便利です。

 

カードローンの名称 最短審査時間 金利(年) 無利息で借りられる期間 特徴
SMBCモビット 最短30分 3.0~18.0% 電話連絡も郵送物もない「Web完結申込」もできる
クレジット機能付きのカードも発行されている
契約書やカードをコンビニなど自宅以外の場所で受け取れる
プロミス 最短30分 4.5~17.8% Web明細利用とメールアドレス登録を条件として30日間 金利の上限が年17.8%と低い
審査と契約が終わればすぐに借りられる
原則会社への電話連絡なしで契約できる
レイクALSA Web申し込みなら最短15秒 4.5~18.0% 3種類から選べる
180日間※借りた金額のうち5万円まで
60日間※Web限定、借りた金額全額
30日間※借りた金額全額
Web申し込みなら最短60分程度で借りられるようになる
会社への連絡が不安な時は相談を受け付けてくれる
アイフル 最短25分 3.0~18.0% 最大30日間 他の消費者金融より最短審査時間が短い
審査と契約が終わればすぐに借りられる
原則電話連絡なしで契約できる
オリックスマネー 最短60分 3.0~18.0% 申し込んだ日のうちに借りられる※状況によっては翌日までかかる
スマホ完結のマネーサービスで使いやすい
カードの発行がない
アコム 最短30分 3.0~18.0% 最大30日間 申し込みから最短60分程度で借りられる
会社への連絡が不安な時は相談を受け付けてくれる
クレジット機能付きのカードも発行されている
手続きのわかりやすさにこだわっている
三井住友カード「カードローン」 最短5分 カードタイプ:1.5~15.0%
振込専用タイプ:1.5%~14.4%
即時発行受付時間内ならスピーディーに審査ができる※申込内容によっては時間がかかる
返済実績に応じて年0.3%(最大1.2%まで)金利が引き下げられる
2種類のタイプがあり希望に合わせて選べる

早ければ申し込んだ日のうちにお金が借りられるため、携帯代が払えないとわかった時点で契約すれば、延滞せずに済みます。

すでに延滞した後でも、少しでも早く支払えば利用停止は逃れられるでしょう。利用している携帯キャリアによっては支払い日の翌日から15日以内の支払いで延滞利息の免除も可能なので、余分な利息を払わずに済むケースもあります。

今後も携帯代を払えなくなる時期がありそうな人は、カードローンの契約を検討しましょう。

携帯代が払えないなら、不要品を売却して携帯代を稼ぐ

売却できる不要品がある場合は、不要品を売却して携帯代を稼ぐ方法もあります。

時間的に余裕があるなら、フリマアプリやオークションサイトを利用した方が高い価格が付く可能性があり、おすすめです。

しかし、フリマアプリやオークションサイトでは、買い手がつかなければお金が受け取れません。荷物の発送などの手間もかかり、入金までの待ち時間がある点にも注意が必要です。

急いでお金を受け取りたい場合は、相場は低くなってもリサイクルショップを利用した方がよいでしょう。

携帯代が払えない時は即日払いのバイトでお金を稼ぐ

働ける時間がある人は、即日払いのバイトでお金を稼ぐ方法もおすすめです。働いたその日のうちにお金が受け取れる働き方なら、すぐにお金を作れます。

働きたい人とすぐに働いてくれる人を探している企業をマッチングするアプリもあり、働いたら即時給料が反映されるケースも多く見られます。

時間と体力に余裕があり、副業が禁止されている状況でなければ、働いてお金を稼ぐと確実です。

携帯代が払えないと説明して家族や友人から借りる

貸してくれそうな人がいる場合は、家族や友人から借りる方法もあります。携帯代ならそこまで高額になるとは考えにくいので、頼みやすいのではないでしょうか。

とはいえ、お金を借りることに変わりはありません。借りるからにはきちんと返済日と返済方法を決めて、相手に安心してもらえるようにしましょう。

携帯料金がどうしても払えないなら携帯会社に延長や分割の相談をする

上記で紹介した方法を試しても携帯料金がどうしても払えないなら、携帯会社に支払い日の延長や分割払いの相談をしましょう。自分から相談すれば支払いの意思はあると判断され、相談に応じてもらえる可能性があります。

大手キャリアの問い合わせ先は以下の通りです。

キャリア 問い合わせ先 電話以外の問い合わせ方法
au au携帯から:157
その他:0077-7-111
メッセージ
LINE
docomo ドコモ携帯から:151
その他:0120-800-000
メール
ソフトバンク ソフトバンク携帯から:157
その他:0800-919-0157
チャット
楽天モバイル 050-5434-4653 AIチャット

相談すれば、状況によっては支払いを待ってもらえたり、分割払いに応じてもらえたりします。

携帯代を滞納しないために携帯代を抑えるコツを知ろう

携帯代を滞納しないためには、携帯代を抑えるのも効果的です。どのようにすれば携帯代が抑えられるのか、コツを確認しましょう。

データ通信プランの見直しをする

データ通信プランが自分の利用するデータ量に合っているか見直すと、携帯代が節約できる場合があります。

確認してみて、データ量が余っているようならプランの切り替えがおすすめです。自宅にいる時間が多く、Wi-Fiが利用できるなら、動画などデータ通信量が多いコンテンツを見るのはWi-Fi環境がある時にすれば携帯電話のデータ通信量を減らせる可能性もあります。

通話時間によってはかけ放題プランを選ぶ

携帯電話であまり通話をしない人はそのままで問題ありませんが、通話時間が長い人はかけ放題プランを選んだ方が携帯代が安くなる可能性があります。

通話時間に合うサービスになっているか、確認しましょう。

不要なオプションサービスに加入していないか確認する

携帯キャリアによっては、契約時にオプションサービスに加入している可能性があります。利用しないオプションサービスに加入したままだと、思いがけず携帯代が高額になっているかもしれません。

不要なオプションサービスが見つかったら、解約しましょう。

ただし、オプションサービスとの組み合わせで割引が適用されている場合もあります。割引が適用されている方が安い可能性もあるため、確認にしてから解約する必要があります。

インターネットサービスと併用して割引を受ける

携帯キャリアの中には、インターネットサービスとの併用で割引が受けられるプランを用意しているところもあります。

これから契約を予定している人や、乗り換えが可能な状況にある人は、インターネットサービスとの併用を検討する方法も検討しましょう。

ただし、割引を受けるには条件があるなどわかりにくい部分もあるため、自己判断せず担当者に相談する方が安心です。

安い携帯電話に乗り換える

大手キャリアを利用している人の場合、安い携帯電話に乗り換えると携帯代の引き下げが可能です。

先程も紹介したように、大手キャリアの月額料金の平均は8,500円程度ですが、サブブランドにすれば4,700円程度、MVNO(格安スマホ)なら3,800円程度と大きく料金が違います。

格安スマホには以下のようなデメリットもあるため、検討が必要ですが、気にならないようなら格安スマホに乗り換えてもよいでしょう。

  • 通信が安定していない
  • キャリアメールが利用できない
  • サポート体制が充実していない

気にならない人なら、格安スマホを選んだ方が料金はお得です。

コロナの影響で携帯代が払えない場合は利用している携帯会社に相談を

新型コロナウイルスの影響で携帯代が払えない場合、利用している携帯キャリアに相談してみましょう。

大手携帯3社では、新型コロナウイルスの影響で料金が支払えない人に対して支払い期限を延長する措置を取っていました。たとえばソフトバンクでは、2021年9月まで延長の申し込みを受け付けていましたが、現在は申し込みが終了しています。

申し込みが終了していても、コロナの関係で収入が減った場合は相談に応じてもらえる可能性があるため、まずは相談しましょう。

携帯代が払えないまま放置は危険!できる対策を試そう

携帯代が払えないまま放置していると、携帯電話が使えなくなったり強制解約されたりします。電話が使えなくなって困るうえに、新たな携帯電話の契約が難しくなるのもデメリットです。

携帯代に端末の分割代金が含まれていれば、個人信用情報機関にネガティブな情報が登録されてローンも組めなくなる可能性があります。

何度も滞納していると、短期間で携帯電話の利用が停止される可能性もあるため、できるだけ滞納は避けなければいけません。対策としてカードローンを契約しておくと、お金が足りない時にすぐに用意できて便利です。

働ける時間がある人や不要品がある人は、お金を稼ぐ方法による対応もできます。

できる対策を試して、携帯代の滞納を防ぎましょう。