文字サイズ
  • 小
  • 中
  • 大

『海を渡った故郷の味 Flavours Without Borders』 認定NPO法人 難民支援協会


© 難民支援協会

© 難民支援協会

生まれ育った故郷の記憶を呼び起こす家庭料理。一口食べた瞬間に、作ってくれたお母さんや一緒に食卓を囲んだ家族との思い出が広がります。今月のワンポイントでご紹介する『海を渡った故郷の味 Flavours Without Borders』は、日本に逃れてきた難民から懐かしい故郷の味を教えてもらった家庭料理のレシピ本です。

難民とは、宗教、国籍、人種、政治的な問題などから迫害を受け、自分の命を守るために母国を逃れざるを得ない人たちのこと。遠い世界の話と思われるかもしれませんが、日本にもここ数年、毎年2,000人以上の難民がたどり着いています。しかし、難民たちが直面するのは厳しい現実……。言葉もわからず頼る人もいない日本で、彼らが難民認定を得て、自立した生活を送れるようになるまでには、長く険しい道のりが待ち受けているのです。

「キュウリとヨーグルトのサラダ」P15掲載。クルド料理を作るときは気分が明るくなるという難民申請中の女性からのレシピ。© 難民支援協会

「キュウリとヨーグルトのサラダ」P15掲載。
クルド料理を作るときは気分が明るくなるという
難民申請中の女性からのレシピ。
© 難民支援協会

日本には今、約1万人以上の難民が暮らしています。そのことをもっと多くの人に知ってもらいたい――日本に逃れてきた難民の支援をしている認定NPO法人難民支援協会では、そんな願いを込めて、2013年2月にこのレシピ本を発行しました。アジア、中東、アフリカの15の国・地域出身の難民の方々とともに集めたレシピは45種類。本の中では、料理にまつわるエピソードなど、実際のレシピづくりに協力してくれた難民の声も紹介されています。

この本の売り上げは、日本で暮らす難民のための支援活動に使われます。英語併記なので、外国人のお友達にもお薦めです。レシピを読みながら、あるいは調理をしながら、海を渡って日本へとやってきた難民たちの気持ちに寄り添ってみませんか。そして、彼らの想いがつまった料理の味を存分にお楽しみください。

【ルビ入りワンポイント】のボタンを押しますと自動的にルビが入ったPDFデータがダウンロードされますので、デスクトップなどに保存してください。なお『Acrobat Reader』が入っていない方は、こちらをクリックしてください。