2018年3月号


毎月1回ウェブ版ニュースレター「れすぱす」を配信しています。L'ESPACE(れすぱす)は、場所・空間・宇宙・間隔と、多岐にわたる意味をそなえたフランス語です。

ルビ入りEnjoy Tokyo らいふ バックナンバー

考えよう、住まいの防犯対策

ある週末、上司の紀明さん・奈緒さん夫妻の自宅へ遊びに来たメイさんとレイラさん。今日は、紀明さんたちに何か相談事があるようです。

実はこの間、友人が空き巣の被害に遭ったんです。私もレイラさんも一人暮らしなので、何だか不安になってしまって。お金や物を盗まれるのも嫌だけれど、もし帰宅したときに犯人と鉢合わせでもしたら…。
レイラ
東京は世界でも安全な都市として知られているけれど、やっぱり油断をしたらダメですね。住まいの防犯対策って、どんなことをしたらいいのでしょうか。
メイ
まずはとても単純なことだけれど、玄関のドアと窓の施錠を徹底することかな。住居に忍び込んで金品を盗む手段として一番多いのは、鍵をかけていない窓やドアから侵入することなんだ。
紀明
そういえばレイラ、カナダ人は家のドアの鍵をかけない、って聞いたことがあるけれどそうなの?
メイ
その噂、私も聞いたことがあるけれど、さすがに大きな都市ではないわ!でも、私が育ったような郊外の小さな町では、確かにそういう人もいるかな。私も小さな頃は、ときどき開けっ放しで出かけていましたね。
レイラ
わかるわ。私も北海道の田舎町で育ったから。メイさんは、大都市シンガポールの出身だから、そういうところはしっかりしているでしょうね。
奈緒
そうですね、家に鍵をかけないというのはちょっと信じられないです。
メイ
近所のごみ捨て場や近くのコンビニに行くとき、鍵をかけずに出かけるという人はけっこう多いらしいよ。空き巣の犯人が犯行にかける時間は5~10分以内が4割、5分以内が3割と言われているから、ほんの数分の外出であっても、しっかり戸締りしないとね。
紀明
逆に言うと、空き巣の犯人は侵入するのに5分かかると70%、10分かかると90%が犯行をあきらめるそうよ。だから、簡単に中に入れないよう、ドアや窓に補助錠をつけたり、窓ガラスに防犯フィルムをつけることをお勧めするわ。
奈緒
侵入者は「光」や「音」を嫌うから、ベランダや玄関先にセンサー付きのライトをつけたり、窓に防犯用のアラームをつけるのも効果的だよ。
紀明
二人の場合は賃貸マンションだから、先に大家さんや管理会社に相談してね。
奈緒

4人はお茶を飲みながら、話を続けます。

私たち、マンションの上の方の階に住んでいるから被害に遭いにくいと思っていました。建物の入り口はオートロックだし。
レイラ
あえてオートロックのマンションを狙う空き巣も多いそうだよ。油断して、戸締りを怠る人がいるからね。それに高層階でも、屋上からロープを伝って降りてきたり、ベランダづたいに侵入されたなんてケースもよくあるんだよ。
紀明
お二人は、ほかにどんなことに気をつけていますか。
メイ
うちみたいな一戸建ての住宅では、管理の行き届いた空き巣に入りにくい家だと思わせることが大切だと思うの。だから、家の周りの掃除は欠かさないし、「マーキング」されていないかのチェックも怠らないわ。
奈緒
マーキング?
メイ
空き巣の犯人が下見の際に、ターゲットとなりそうな家の表札やインターフォン、玄関周りに印をつけることだよ。マーキングを見つけたら、とにかくすぐに消すこと。犯人に「気づいたぞ」と警告を与えることになるからね。マンションの集合ポストにつけられる場合もあるから注意して。
紀明
しっかり戸締りをすること、狙われても簡単に侵入されない家にすること、そして、防犯意識が高いとアピールすることが大切なんですね。
メイ
いろいろと勉強になりました。今日はどうもありがとうございました!
レイラ

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