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11月19日は「備蓄の日」

ある日曜日、留学生のミーナさんがジョギングを終えて家に戻ると、ホストファザーの四郎さんが棚の整理をしていました。

11月19日は「備蓄の日」

ミーナ

お父さん、忙しそうですね。何をしているんですか?

四郎

ああ、ミーナさん、今、災害時用の備蓄品と災害時に必要なもののチェックをしているところなんだ。11月19日の「備蓄の日」が近づいてきたからね。

ミーナ

備蓄の日?初めて聞きました。

四郎

備蓄の日は、1年に1度、各家庭で首都直下地震などの大規模災害への備えを考えるきっかけにしてもらおうと、東京都が今年から設けたんだよ。

ミーナ

家庭での備え?大きな災害が起きたときは避難所へ行くんですよね?

四郎

自宅が倒壊したり焼失してしまった場合は避難所での生活を強いられるけど、自宅が無事だった人たちは、家にとどまって避難生活を送ることになるんだよ。そして、僕たちが想定しておかないといけないのは、電気・ガス・下水道などのライフラインが当面使えなくなったり、道路ががれきでふさがれて物資の供給が止まる可能性があるってことなんだ。

ミーナ

つまり、ライフラインや流通が回復するまでに時間がかかることを見込んで、各家庭で食料品や日用品を準備しておかないといけないんですね。

四郎

実は、僕はこれまで災害用の備蓄というと、乾パンやヘッドライトといった普段使わない特別なものを準備することだと思い込んでいたんだよ。だけど、災害発生後に自宅で避難生活を送ることを想定すると、「日常備蓄」という考え方が大切になってくるそうなんだ。

四郎さんは、「日常備蓄」についてミーナさんに詳しく説明します。

四郎

自分たちが日頃から利用している食べ物や日用品を少し多めに購入して、日々の生活の中で古いものから順に消費する。そして、食べたり使ったりした分を買い足して常に少し多めの状態をキープしておけば、災害が起きた時に、当面それを活用して家で生活することができるよね。これが「日常備蓄」という考え方なんだ。

ミーナ

なるほど!それなら誰でも簡単に取組めますね。

四郎

これに加えて、災害時に特に必要なもの、例えばカセットコンロや簡易トイレ、充電式ラジオなどを準備して、「備蓄の日」にこれらが使用できるか確認して電池の入れ替えなどを行えばいい。

ミーナ

ところで、この家は今、私も入れて5人家族だけれど、何をどのくらい備えておいたらいいのかしら。

四郎

確かに、備える品目や量は、家族構成によって違ってくるよね。ミーナさん、これを見て。先日、都内の各家庭に配布された防災ブック「東京防災」だよ。ここに掲載されている備蓄リストを参考にしながら、我が家の必需品リストを作ろうと思っているんだ。

ミーナ

ご夫婦と赤ちゃん、それにおばあさんの4人家族を参考モデルにしているんですね。具体的なイメージが湧いてきてわかりやすいわ。お父さん、私も整理とお買い物をお手伝いします!

四郎

ありがとう。今夜は消費期限の近づいた缶詰を利用して料理を作るから、そちらも手伝ってもらえると助かるよ。

■東京都防災ホームページ 都民の備蓄プロジェクト
http://www.bousai.metro.tokyo.jp/1001855/index.html

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