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銭湯へ行ってみよう!

マラソン大会への出場を控えている、サークル仲間のルーカスさんと忠雄さん。練習後、更衣室で着替えながら話をしています。

銭湯へ行ってみよう!

ルーカス

うーっ、寒い!練習中は気にならないけど、終わるとやっぱり寒さがこたえますね。

忠雄

アスリートに冷えは大敵。僕はこれから銭湯に行って体をあたためるつもりなんだ。

ルーカス

銭湯ですか!すごく興味があるんですけど、日本の銭湯ってルールが難しそうなのでまだ行ったことがないんです。

忠雄

おや、それなら、今から一緒に行ってみるかい?

ルーカス

えっ、でも僕、シャンプーとか持っていないし。

忠雄

だいじょうぶ。足りないものは銭湯でも買えるから。あっ、そういえば、ルーカスくん、タトゥーは入れてないよね?

ルーカス

ええ、入れていません。タトゥーはダメなんですか?僕の国、オーストラリアでは、ファッションで入れている人も多いんですけど……。

忠雄

うん、日本の銭湯は、入れ墨のある人は入れないことが多いんだよ。

2人は銭湯に向かいながら話を続けます。

忠雄

最近、銭湯でよく外国人旅行者を見かけるんだけど、人気があるのかな?

ルーカス

そう言えば、僕の友人も来月東京に来るのですが、銭湯へ行くツアーを申し込んだそうです。僕たちは水着も着ないで見知らぬ人たちとお風呂に入ることはありませんからね。日本の銭湯文化はとても興味深いんですよ。

忠雄

銭湯は日本の古き良き文化だから、興味を持ってもらえるのは嬉しいね。東京には江戸時代から続いている銭湯も何軒かあるんだよ。当時から人々の憩いの場や情報交換の場として親しまれていたんだ。

ルーカス

「裸のつきあい」というやつですね。

忠雄

そうそう。銭湯を利用する日本人が減りつつある今だからこそ、外国の人たちに注目してもらえるとありがたいね。でも、入浴マナーを知らずに注意を受けている外国人を見かけることもあるなぁ。

ルーカス

僕も自信がないです……。

忠雄

実はこの前、銭湯で会った外国人がとてもよくルールを知っているみたいだったから、どうしてか尋ねてみたんだ。そうしたら、大田区が配信している「外国人のための銭湯の入り方」という動画を見たんだって。英語はもちろん、中国語、韓国語でも紹介されているそうだよ。

ルーカス

それはありがたいですね!

忠雄

さあ、着いた。この大きなのれんが目印さ。あっ、ここに各国語のパンフレットが置いてあるね。

ルーカス

これは助かります。「浴室にはいるときは下着を脱いでください。湯船に入る前に体を洗い流してください。湯船にタオルを入れたり、湯船で体を洗わないでください。脱衣所に戻る際にはタオルで濡れた体をしっかりふいてください」。ふーん、なるほど。なるほど。

忠雄

ルーカスくん、すっかり体が冷えちゃったよ。後は風呂場で教えるから、とりあえず早く入ろう!

●大田区「外国人のための銭湯の入り方」
http://www.city.ota.tokyo.jp/kanko/syoukai/gaikokujinnotamenosento.html ※日本語、英語、中国語、韓国語の動画がリンクされています。

●東京都公衆浴場業生活衛生同業組合
http://1010.or.jp/ ※日本語、英語、中国語、韓国語の「銭湯」パンフレットを発行しています。入手方法は、都内にある最寄りの銭湯か組合にお問合せください。

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