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忘年会を企画しよう!

日本語学校に通っているタントさん。日本の忘年会について、担任の上原先生に質問をしています。

忘年会を企画しよう!

タント

先生、クラスの仲間たちから「ボウネンカイ」の企画を頼まれました。僕はこの夏に日本に来たばかりで、「ボウネンカイ」ってどんなものか、よくわからないのですが……。

上原先生

そうか、もうそんな季節なんだね。「ボウネンカイ」は漢字で「年を忘れる会」と書くんだよ。その年の苦労を忘れるために年末に開く宴会という意味なんだ。

タント

なるほど、「年を忘れる会」で忘年会(ボウネンカイ)ですか。

上原先生

簡単に言えば、忘年会は、年末に職場の仲間や友人、家族と一緒に、一年の労をねぎらうパーティみたいなものかな。日本独特の行事と言われていて、11月末から12月にかけて行われることが多いんだ。

タント

だから最近、忘年会という言葉をよく耳にするんですね。

上原先生

起源ははっきりとわかっていないけれど、1400年頃の室町時代には既に「年忘れ」という行事があったそうだよ。

タント

そんなに昔から!

上原先生

ああ、でも昔の「年忘れ」は貴族のものだったから、きっと今の忘年会とはまったく違う優雅な行事だっただろうけどね。今のように庶民の間で行なわれるようになったのは、約百年前の明治時代からと言われているんだ。

タントさんは、さらに忘年会の場所や決まり事を先生に尋ねます。

タント

忘年会にも長い歴史があるんですね。ところで、忘年会は普通どこで行うのですか?レストランなどのお店ですか?

上原先生

確かに、職場で企画する忘年会はレストランや居酒屋で行うことが多いかな。お店なら、料理と飲み物がセットになった忘年会プランを用意しているから、それを利用すると便利だしね。でも、親しい仲間や家族となら、家での鍋パーティなどもお薦めだよ。みんなで材料を買ってきて料理するのも楽しいんじゃないかな。

タント

それはいいですね!その方が友達とゆっくりと楽しめそうです。今回は家での忘年会を企画してみます。何か気をつけなくてはいけない決まり事はありますか?

上原先生

仲間同士でやるのなら、特にないよ。みんなでおいしい食べ物や飲み物、そしておしゃべりを思い切り楽しめばいい。

タント

そうだ、僕、ミャンマー風の鍋料理をみんなに食べさせたいな。クラスのみんなにも母国の料理を作ってほしいとお願いしてみよう。忘年会の企画が楽しくなってきました!先生も遊びに来ませんか?

上原先生

ありがとう。でも、遠慮しておくよ。みんなで存分に楽しんで!後で話を聞かせてもらうのを楽しみにしているよ。

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