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災害時の安否確認

東日本大震災からまもなく一年。最近日本へやって来たばかりのローラさんが、同僚のアイリーンさんから震災のときの話を聞いています。

アイリーン

地震が起きた後、なかなか家族と連絡が取れなくて大変だったわ。
ローラ
電話がほとんどつながらなくなったんですって?

アイリーン

みんながいっせいに電話をかけたから、回線が混みあってしまったのね。通話が規制されて、携帯も会社の電話も通じなくなって本当に困ったわ。家まで歩いて帰って、夫と子どもたちの顔を見るまでとても不安だった。

ローラ

たくさんの人がいっせいに電話をすると混乱につながるわね。でも、家族とお互いの安否を確認したいし……。何か良い方法はないのかしら?

アイリーン

後になって、大きな災害が発生したときに、電話や携帯電話の会社が提供を開始する、安否確認のためのサービスがあることを知ったわ。

ローラ

まあ、ぜひ教えて!

アイリーン

まずは、声で伝言を残せる「災害用伝言ダイヤル」。自宅の電話など固定電話の番号をキーにして、音声メッセージの録音と再生ができるの。「171」をダイヤル、あとはガイダンスに従って操作すればいいのよ。

ローラ

それは便利そうね。

アイリーン

文字で伝言を残せる「災害用伝言板」もあるわ。携帯電話から安否情報の登録と確認ができるの。スマートフォンの場合は、アプリのダウンロードが必要な場合もあるから気をつけて。それに、インターネットを利用して安否確認をする「災害用ブロードバンド伝言板(web171)」というサービスもあるのよ。

いろいろなサービスがあることを知ったローラさんですが、なんだか不安そうです。

ローラ

いざというときにちゃんと使いこなせるか心配だわ。
アイリーン
電話や携帯電話の会社のサイトを見れば、詳しい利用方法が説明されているわよ。それにどのサービスも体験利用できる日(※)があるから、一度ご家族でシミュレーションしてみたらどうかしら。

ローラ

それはいいわね!先に試しておけば安心だわ。
アイリーン
去年の震災では、フェイスブックやツイッターで自分の安否情報を知らせた人もたくさんいたそうよ。

ローラ

なるほど。連絡の手段は複数考えておいた方がいいわね。

アイリーン

災害時にスマートフォンなどで声のメッセージを届けられる新しいサービスを始めた携帯電話の会社もあるそうよ。どんな方法で連絡を取り合うか、それから緊急時の避難先などについても、あらかじめ家族で話し合っておかないとね。

ローラ

職場から家まで、歩いて帰る練習もしておいた方がいいわよね。

アイリーン

地域で行われる防災訓練にも参加しておくことをおすすめするわ。いろいろと役に立つ情報が手に入るわよ。

ローラ

わかったわ、ありがとう。とても参考になったわ。
※災害用伝言サービスの体験利用日は、下記の通りです。
  • ・毎月1日、15日 ・正月三が日(1月1日~3日)
  • ・防災とボランティア週間(1月15日~21日)
  • ・防災週間(8月30日~9月5日)
東京都防災ホームページ 災害時の安否確認
http://www.bousai.metro.tokyo.jp/japanese/message/index.html

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