レバノン復興支援にご協力を!
7月、イスラム教シーア派の民兵組織ヒズボラがイスラエル兵2人を拉致(らち)したことにより、イスラエルがレバノンへの報復攻撃を始めました。メディアでも報道されている通り、カナ村の空爆などで幼い子どもを多く含む一般市民が殺され、レバノンが受けた被害はこれまでで最も深刻だと言われています。国連安全保障理事会は8月14日、全会一致で停戦決議を採択しました。国連がイスラエルの拉致兵解放の仲介に乗り出すと表明し、停戦・復興に向けた前進はあるものの、戦闘末期に大量使用されたクラスター爆弾(※)の不発弾撤去など、難しい課題が立ちはだかっています。33日間におよぶ戦闘で、レバノンの民間人死者は千人以上、負傷者は数千人に上ると伝えられました。家や家族を失った人々が無事故郷に戻って平穏に暮らせるよう、現地へは世界各地から国連関連機関やNGOの職員、ボランティアが駆けつけて支援に当たっています。今月のれすぱすEYEでは、レバノン復興支援のため、緊急募金を呼びかける主な団体を特集します。

※クラスター爆弾 複数の子弾を束ねて収納した殺傷能力の高い爆弾。散らばった不発弾はわずかな振動でも爆発するので非常に危険。



■募金にご協力を、緊急告知
 特定非営利活動法人日本UNHCR協会

 国連の難民支援機関UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の国内公式窓口である日本UNHCR協会は8月11日、レバノン紛争被害者支援への緊急募金を呼びかけるプレスリリースを行いました。それによれば、UNHCRが派遣した緊急対応チームは差し当たり、最も支援が必要な15万の避難民に支援を開始しました。しかし、8月4日の時点では、寄付額はその緊急人道支援に必要な約1890万ドル(約22億円)の半分しか集まっていなかったと言います。さらに後日の調査で、爆撃が集中したベイルートや南部では住宅約6万戸が破壊され、およそ15万人が避難生活を続けていることが分かりました。危険性の高いクラスター爆弾の不発弾撤去も、時間を要する復興作業の1つです。8月末、ストックホルムで開かれた支援国会合で、UNHCRは当初の額に加え、住宅の修理道具購入や新たな避難所設置、不発弾についての啓蒙活動など、生活再建支援にさらに2840万ドル(約33億3000万円)が必要になると訴えました。

特に子どもたちには厳しい状況である
UNHCR / C.Lau
学校の教室に避難した家族
UNHCR / C.Lau

学校に避難した子どもたちに飲料の支給
UNHCR / C.Lau
募金の送り先
郵便局、コンビニ、銀行、クレジットカードなどから任意の金額をインターネットのPAYWEBを通して寄付出来ます。レバノン支援は、「緊急1/レバノン危機」をご指定ください。
■ニーズ高い支援に柔軟対応
 特定非営利活動法人JEN(ジェン)

 難民や避難民の心のケア、自立支援を通して平和な国際社会作りを目指しているJEN。停戦合意を受けた8月17日、職員を世界食糧計画(WFP)の船でベイルートに送り込みました。出発前は、レバノン南東部山岳地域に避難した人たちへ、衛生用品などの緊急物資を配布することを予定していました。しかし、戦闘が激しかった南部での被害が予想以上に大きいことから、南部に戻る人々への生活支援に活動を切り替える可能性が高くなったとブログで伝えています。今後も現地調査を進めつつ、ニーズの高い支援に柔軟に対応していくそうです。
レバノン、破壊された住居 (C)JEN(ジェン)
募金の送り先
郵便振替口座番号:00170-2-538657/口座名義:JEN
※通信欄に「レバノン」とお書きください。
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■ブログに現地スタッフの声
 特定非営利活動法人パレスチナ子どものキャンペーン

 国境・宗教・民族にとらわれず子どもの人権と生活を守る活動を続けているパレスチナ子どものキャンペーンでは、7月20日から緊急募金を始め、8月1日には現地のNGO連合「NGOフォーラム」に参加して、食料配布の資金協力をしました。停戦合意後は救援第2段階として、現地のNGO「子どもの家」の活動に協力。生活・心理面で大変な状況にある子どもたちへの支援を始めました。職員を9月初旬にガザへ、中旬にはレバノンへ派遣し、最も必要とされる支援を検討しつつ実施しています。現地スタッフの声はブログに随時更新されていますのでご覧ください。

レバノン・ミルク配布
募金の送り先
郵便振替口座番号:00160-7-177367/口座名義:パレスチナ子供のキャンペーン
※通信欄に「緊急募金」とお書きください。
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■現地パートナー団体に協力
 パレスチナの子供の里親運動(JCCP)

 パレスチナの子供の里親運動は1984年、レバノン民兵によるサブラとシャティーラで起こった虐殺事件犠牲者の遺児に里親を探すことから運動を始めました。 レバノンの難民キャンプで厳しい生活を強いられているパレスチナ人の子どもたちの自立のために、レバノンのパートナー団体「ベイト・アトファル・アッソムード」と連携して彼らを物心両面で支援してきました。 停戦後も困難な状況にある子どもたちを支えるために、募金活動を行っています。 ホームページでは、ベイトからの現地情報を随時更新しています
栄養のある食事を子どもたちに支給(2006年9月)
募金の送り先
郵便振替口座番号:00120-0-112249/口座名義パレスチナの子供の里親運動
※通信欄に「れすぱすを見て」とお書きください。





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