column1 国際協力とは?
言葉はよく聞くけど、実際はどんなことなのか分かりにくい国際協力。

国際協力というのは外国に出かけて行なうことで、難しそうで、自分には関係がないと思っている方も多いかもしれませんが、 外国に出かけて行動することだけが国際協力ではありません。

家の中を見渡すと、多くのものが海外から来たことが分かります。 また、スーパーに行くといろいろな国から来た食料を見ることができます。 ものや情報、人が地球規模で行き来するのと同じように、環境破壊や病気などの問題も国境を越えて広がっています。 様々な問題が地球規模で広がっていく中で、1人1人が想像力を広げて、 地球に暮らす他の人たちと共によりよく生きていくために考え、行動することが国際協力ではないでしょうか。

例えば、買い物に出かけるときにマイバッグ、エコバッグと呼ばれる買い物袋を持っていけば、 ビニール袋を貰わなくてすみ、ゴミを減らすことができます。夏の冷房の設定温度を少し上げれば、 電力の消費が抑えられます。 それは環境にやさしい生活をすることにつながり、 自分だけでなく地球の他の地域に暮らしている人たちの環境にも配慮した暮らしをすることになると思います。

また、友達にクリスマスカードを贈ろうとしたとき、 そのカードの売上が世界の子どもたちの医療費に使われるものを買ったら、何人かの子どもの命を救うことになるでしょう。 自分と同じ町に暮らす外国人が困っているときに、 助けてあげることはもっとも身近な国際協力かもしれません。

こういう身近なこと1つ1つが、世界の人と共に生きていくことにつながっていく国際協力になるのではないでしょうか。 外国の人とお互いの歴史や文化などを教えあい、 理解を深めるという国際交流もあります。交流によって外国の人と仲良くなり理解し合うことで、 自分の住む地域で暮らす外国人へのサポートがよりしやするかもしれません。また、交流で知り合った国の人たちが、 何か困ったことにあったら、友人を思うように心配し、自分のできる範囲で助けたくなるのではないでしょうか。

国際交流も国際協力も同じように、地球に暮らす他の人たちと共に幸せに生きていくために考え、 行動することではないでしょうか。


column2 5月号特別コラム -アースデイを通して国際交流・協力を考える-
 

4月22日が アースデイ(地球の日)というのはご存知ですか?


イラストレーション 山口 潮

アースデイは地球の環境を考え、この美しい地球を守るために行動する日です。 1970年にアメリカではじまり、世界中に広まりました。現在は世界184の国と地域で、 大人から子どもまでが参加して行なう、世界最大の環境フェスティバルになっています。 アースデイでは、地球のことを考えたさまざまなイベントを行ない、楽しんでいます。 日本最初の歩行者天国が銀座ではじまったのも、アースデイがきっかけでした。

日本でも毎年、4月22日をはさんだ土日などに、 各地でさまざまなイベントがアースデイとして行なわれていますが、 今回は、4月17日に代々木公園で行われたアースデイ東京2004に行ってきました。 たくさんの人たちがフリーマーケットやコンサート、 再生アート自転車作りやソーラー発電などを体験してきました。 また、環境問題に取り組む多くのNGO/NPOを見つけることができました。

環境問題というと難しい感じがしますが、そんなことはなく、 アースデイの会場で古着や古本を買ったり、必要なだけ手作りされる アクセサリーや有機野菜を原料にしたクッキーやケーキをほおばり、 民族楽器の音色にたゆたう、そんなところから循環型社会の息吹を 感じることができます。 「地球を守るというのは、自分にあったスローな生活を楽しむこと。 その楽しさをたくさんの人に知ってもらいたい」と言っていた人がいました。 そんな気負いのなさが、アースデイに多くの人が集う理由なのかも知れません。


環境問題は1つの国や地域で解決できるのではなく、 地球に住む1人1人が国境を越えて取り組まなければならないものです。 でも、その取り組みは決して難しいものではなく、使わない電気はまめに切る、 ゴミを少なくする、食べ物を無駄にしないという、 毎日の生活をちょっと見直すことからでも効果を上げることができます。

そして、こういう小さな行動の毎日の積み重ねが、大きな力に繋がっていくのです。 はじめたその日があなたのアースデイです。ぜひあなたも加わってみませんか。



写真提供 助川貞義(eyespyeyes)

column3 国際交流・協力まめ知識
知ってて得する!?国際協力のあんなこと、こんなこと。

1923年(大正12年)に東京を中心に、関東大震災がおきました。 大震災の被害にあった日本には、世界中から義援金や救援物資が届き、救助隊も派遣されました。 その中には日本からは遥か遠い東欧に位置し、当時独立国であった旧ユーゴのクロアチア、セルビア、スロベニアの名前もあり、 当時世界に存在した独立国57カ国のほとんどの国々が、 東アジアの島国に起こった未曾有の大災害を見過ごすことなく、 救援の手を差しのべてくれたのでした。 (参考:外務省HP)

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