-台風・集中豪雨-

キャサリン:管理人さん、こんにちは。この時期の東京は雨の日が多いですね。

管理人:日本では8~10月くらいが台風の接近する時期だから、今はちょうど台風シーズンね。それに加えて6月~9月ごろは、突然の雷雨や狭い範囲に大量の雨が降る集中豪雨にも注意が必要です。

キャサリン:私の生まれ育ったところでは、台風や集中豪雨の被害にあう心配がまずありません。だから「水害に注意」と言われても、どのように注意すればいいのかよくわからないのです。

管理人:日本で暮らしている以上、被害にあわないための準備を日頃からしっかりしておかなくてはね。まず、台風が近づいているときは、テレビやラジオの天気予報をよく聞くようにしましょう。インターネットでも最新の情報を確認できますよ。

気象情報
最新情報(降水・交通・鉄道・気象情報)


キャサリン:大雨や強風に対しては、どんな備えをしたらいいんでしょうか。

管理人:窓や雨戸にはしっかりとカギをかけ、ベランダに置いてある植木鉢などは家の中に入れておきます。物干し竿がしっかり固定されているかも確認しておきましょう。それから停電したときに備えて、懐中電灯や携帯ラジオなどを用意しておくといいですよ。携帯電話の充電も忘れずにね。

キャサリン:そういえば地震対策に用意した、非常持出品を入れたリュックサックがあります。たしかあの中には懐中電灯や携帯ラジオも入っていたわ。

管理人:それはいい心がけですね。非常持出品リュックは地震のときだけでなく、台風や集中豪雨で避難するときにも役立ちますよ。また、家にいられたとしても、水道・電気・ガスなどのライフラインが途絶える可能性を考え、水や食料、カセットコンロ、カセットボンベ、予備電池、防水懐中電灯、携帯電話充電器などの準備もあると、さらに安心です。

キャサリン:地震のときだけでなく、台風や集中豪雨でも避難することがあるんですか?

管理人:ええ、ありますよ。大雨で河川が氾濫すると、道路や家が浸水する危険があります。そんなときに住民がすばやく避難できるよう、「洪水ハザードマップ」が一部の区から公表されています。洪水ハザードマップには浸水の予想される区域、予想される浸水の深さ、それから避難な場所や避難経路、災害対応のための情報などが記されています。洪水ハザードマップで避難所や安全な避難経路をしっかり覚えておきましょう。

洪水ハザードマップ


キャサリン:実際に台風が来たら、どうすればいいんでしょうか。

管理人:外出は控え、危険な場所には決して近づかないこと。台風や集中豪雨では、土地によって高潮、浸水、がけ崩れなどの災害が起こりやすくなります。それからテレビやラジオなどの台風情報で、気象庁から注意報や警報が出されていないか、常に新しい情報を確認してください。

キャサリン:外にいる場合は、もちろん家に帰ったほうがいいんですよね。

管理人:電車やバスなど交通機関が動いているうちに帰るようにしましょう。歩いているときは、水道管が破裂する、川の水があふれるなど、大雨によって冠水している道路には近づかないようにしてください。それから電線や配電盤などの電気設備が浸水すると、停電することがあるだけでなく、感電する危険があります。垂れ下がった電線などには決して触れないようにね。

キャサリン:わかりました。ほかに気をつけることはありますか?

管理人:台風や集中豪雨などによって地下が浸水する「都市型水災」にも注意が必要です。

キャサリン:そういえば地下鉄の駅構内が大雨で浸水したこともありますね。地下が駐車場になっているマンションも珍しくないし・・・・・・。

管理人:水は低いほうへ流れるため、地下階は浸水しやすくなっています。大雨のときは地下階に行かないようにして、どうしても行く必要のあるときは、エレベータを使わないように。地下階への浸水が予想されるときには、早めに避難しましょう。

キャサリン:地下が浸水するとどうなるんでしょうか。

管理人:漏電などによって停電となり、電話もつながらなくなることがあります。また、地階では停電になると真っ暗となるので、パニックになりやすいというのも問題ですね。地下から避難する場合も、あせらず、落ちついて行動することが大切です。また、浸水や漏水で防火シャッターが誤作動し、避難路をふさいでしまうこともあります。事前にシャッターが降りたときの避難経路も確認しておきたいですね。

キャサリン:都市ならではの災害、怖いですね。気をつけます。

管理人:地上にいても、危険がせまったら、防災機関の避難指示にしたがって避難する必要があります。避難の指示は、防災無線やサイレンなどによるほか、テレビやラジオによって行われるので、よく注意して聞きましょう。避難場所は指定されているので、あらかじめ場所を確認しておいてください。

東京都都市整備局 避難場所


キャサリン:避難指示が出されなくても、自主的に避難する必要があるのは、どんな場合ですか?

管理人:浸水が40センチ以上になると、外開きのドアは水圧で開かなくなると言われています。ドアが開かなくなる前に避難する必要がありますね。また、このアパートには当てはまらないけれど、高波の被害がありそうな海岸線、河川のそば、低地や傾斜の急な土地に住んでいる人は、洪水、がけ崩れ、土砂災害などの危険があります。台風が接近して暴風雨になってからではなく、その前の避難を心がけてほしいですね。

キャサリン:避難するときの注意点を教えてください

管理人:家の火の元、ガスの元栓、電気のブレーカーを閉じ、戸締まりしてから避難します。持ち物は非常持出品がリュックに入っているようならばそのまま背負ってください。非常持出品の準備をしていなかった場合は、非常用食料、飲料水、医薬品、貴重品、印鑑、現金、着替えなどをリュックサックに詰め、両手は開けておきます。

キャサリン:足元はやはり長靴がいいんでしょうか?

管理人:いいえ、長靴は水が入ると非常に動きにくくなってしまうので、脱げにくい紐のスニーカーなどで避難します。単独行動は避け、誘導者の指示に従い、集団で落ち着いて避難しましょう。もちろん車での避難はだめですよ。道路が浸水して足元が見えなくなっているときは、水面下のマンホールや溝の位置がわからず危険です。棒や枝などを使って、足元を確認しながら歩くようにしてください。

キャサリン:かえって避難しないほうがいいという場合もあるんでしょうか。

管理人:成人男性で70センチ以上、成人女性で60センチ以上の浸水があると、歩くのが難しいといわれています。そうなったら無理をせず、救援を呼ぶか救助を待ちましょう。

キャサリン:災害のときにいちばん不安なのは言葉です。日本語の読み書きだけでなく、会話にも不安がある在住外国人はたくさんいると思うんです。

管理人:都内で大規模な災害が発生した場合、東京都は「東京都外国人災害時情報センター」を設置して在住外国人を支援することになっています。この情報センターでは総合相談窓口を設置して、外国人からの問い合わせや相談に必要な情報を提供します。それから区市町村の相談窓口や病院、避難所などへ派遣される防災(語学)ボランティアが、在住外国人をサポートしてくれますよ。

東京都外国人災害時情報センター
災害時等緊急時の外国人への情報提供のために


キャサリン:そうですか、安心しました。言葉のサポートがあるというのは心強いものです。

管理人:日頃から水害にしっかり備えて、いざというときも慌てずに対応しましょうね。

キャサリン:はい、管理人さん。いろいろ教えてくださってありがとうございました。


東京消防庁 台風や大雨時の留意事項
東京消防庁 都市型水害にご注意を!
東京都 総合防災部 風水害対策
防災情報提供センター
防災システム研究所 台風対策


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