外国の方が東京で暮らすには、言葉の壁や文化の違いなどで、多くのトラブルやとまどいが予想されます。 このコーナーでは、外国の方がお住まいの架空のアパートを舞台に、1年を通して想定されるさまざまなシチュエーションとその解決策をご紹介していきたいと思います。
お正月編

管理人:ファブリッツォさん、こんにちは。お正月はイタリアに帰るの?

ファブリッツォ: いいえ、日本にいようと思ってます。普段は仕事が忙しくてなかなか日本の伝統に触れる機会が少ないので、お正月の文化をぜひ体験したいと思って。

管理人:それはいいわね。せっかく日本にいるんですもの、日本のことをいろいろ知ってもらいたいわ。

ファブリッツォ: 博物館などで日本の歴史を学べるところはありますか?

管理人:江戸東京博物館がおすすめよ。江戸時代からの東京の歴史がわかりやすく展示されているし、映像資料も多いから楽しみながら学べるわ。また佐倉市にある国立歴史民俗博物館は日本の歴史と文化がわかって、こちらもおもしろいですよ。     ファブリッツォ: 実際に僕が体験できることは、何かありますか?

管理人:お正月に限ったことではないのだけど、定期的に座禅を体験できる日を設けているお寺があるわ。開催日や参加の条件はお寺ごとによって違うから、事前に確認したほうがいいでしょうね。ユニークな体験としては、餅つきなんてどうかしら?兜家旅館では朝食前に杵と臼で餅つきをするの。宿泊している人も参加できて、ついたお持ちは朝食で食べられるそうよ。 メファブリッツォ: それは面白そうですね。じゃあ、お正月ならではの行事には、どんなものがありますか?ぜひ見に行きたいです。

管理人:年末におせち料理の食材や正月用品を一斉に販売し、多くの人でにぎわうのはアメヤ横丁、通称アメ横ね。これは東京の暮れの風物詩ともいえるでしょう。新年の1月1日から3日までは休日で、お寺や神社に初詣に行くのが慣習です。明治神宮や浅草寺、富岡八幡宮などの大きな寺社や都内で最も古いといわれる大國魂神社、高尾山薬王院など、たくさんの人がお参りに行きます。1年の運勢を占うおみくじもおすすめよ。 ファブリッツォ: 日本料理が好きな僕としては、ぜひお正月ならではの食べ物も味わってみたいんですが。

管理人:おせち料理はお正月にしか食べられない伝統料理です。3日分作って重箱に詰め、元旦から3日間はかまどの神様に休んでもらおうという由来があるの。これはレストランに行って食べられるものではなく、それぞれの家庭で作るもの。ただ、最近はデパートやレストランでおせち料理を売っているので、予約すれば買えますよ。

ファブリッツォ: なるほど、おもしろいですね。ひとりでは食べきれないから友達を誘って食べようかな。ほかにもおすすめの行事などはありますか?

管理人:お正月明けになってしまうけど、仕事始めの式典である消防署の出初式は人気ですね。最新鋭のヘリコプターや消防艇によるデモンストレーションのほか、まさに職人芸の梯子(はしご)乗りは見ごたえ満点よ。 ファブリッツォ: 見たいもの、体験したいものがいろいろあって楽しい新年になりそうです。



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