区市町村や地域に根を張って、国際交流や外国人支援を行っている国際交流協会や団体を毎月1団体ずつご紹介します。今月は日本語教育に熱心に取り組んでいる中野区国際交流協会にお邪魔し、常務理事の奥真理子さんと日本語を担当している専門員の中山真理子さんにお話をうかがいました。
設立から約20年ですが、日本語教室は当初から行っていて、活動の柱と言えます。日本に長く住むであろう定住者を対象にしていること、日本語を教える区民のボランティアを育てていることが大きな特徴です。日本語ボランティア実践講座の第1期生で、20年ずっと続けていらっしゃる方もいます。毎週活動している日本語ボランティアは、120人を超えています。
常務理事の奥真理子さん(左)と日本語教育の専門員の中山真理子さん(右)
他の機関で経験があっても日本語教育検定に受かっていても、当協会の3か月の実践講座は必ず受けていただきます。模擬レッスンを通して、外国の方にどう教えるのが効果的なのか身をもって学んでいく実践的な講座です。また、ボランティアとして活動し始めてからも毎週必ず勉強会に参加していただき、指導のスキルを常に維持向上させています。
熱気にあふれた「子ども日本語クラス」。「ここの素晴らしさは、ボランティアへの勉強会があること。
私にはこのボランティア=生涯学習です」とは、日本語ボランティア歴19年の小宮久美子さん。
「日本語を覚えて、日本の友達と遊んだり歌ったりできるのがうれしい」と中学1年生の吉原明文くん(左)
定住する外国人は増えており、国籍では中国、韓国・朝鮮、フィリピンという順です。最近の課題は、他区でも同じだと思いますが学齢期の子どもたちへの日本語支援のニーズが非常に高まっていること。子どもたちは特に、日本語だけ困っているわけではなく、学業や学校生活全般に様々な不安や問題を抱えています。しかし、言葉を習得すればそれらの多くが解消されるので、子ども日本語クラスを設けて活動しています。教育委員会の支援の一環として在籍学校に日本語支援指導員を派遣してサポートすることも行っていますし、中学生ならば学校長の許可が下りれば、学校の時間中に協会の日本語教室で勉強もできます。
様々な事業が、ボランティア登録してくださっている方の多彩な能力、特技を生かした活躍で成り立っています。たとえば着物の着付けができる方に、「新春の集い」や「夕涼み会」のイベントで活躍していただいたり。日本と中野を好きになってもらいたい気持ち、助け合って生きていこうと思ってくださる方が多いのが中野区の自慢です。1年間で、なんと延べ5,500人以上のボランティアが活動しています。
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