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在住外国人の子ども達のために高校進学支援のガイダンスを多国語で

■同等に教育を受ける権利をめざして
 
高校進学ガイダンス実行委員会は、日本に在住する子ども達に、日本の子ども達と同様な教育が受けられるように、進学支援をしようという考えで、昨年生まれた組織です。そのきっかけとなったのは、現実に直面し戸惑う子ども達の悲痛な訴えによるものでした。高校進学率は、日本人生徒の93.3%に対して、外国人生徒は49.7%(1999年文部省学校基本調査)。この数字には、在日韓国・朝鮮人生徒も含まれていることからみて、新しく来日した子ども達だけの進学率を考えると非常に低い状況にあると推測されます。
 6月23日(日)東京ボランティア・市民活動センターで「高校進学ガイダンス2002」が実施されました。会場で実行委員会を取りまとめる豊島直人さんは、次のように語ります。
「日本で暮らす外国人の子ども達とその親達にとって、義務教育後の進学情報があまりにも乏しいといえます。その現実の中で、当事者である子ども達は危機感をも
って駆け込んでくるような実情がありました。子どもは不十分な日本語教育しか受けられず、また親の日本の教育制度への理解不足も重なって、一層困難な環境を作ってしまうのです。自分達が進学できる高校はいったいどこなのか、その受験をするためにはどのようにしたらよいのか、その一つ一つの疑問に回答して、進学を促していこうというものなのです」。日本で暮らす限り、就職などのために、また複雑化した世界を理解しパワフルに生きていける教養とスキルを身につけていくために高校進学は重要になっています。
■より具体的に解説し、多国語で通訳
 
在住外国人のための高校進学ガイダンスが初めて開かれたのは、2001年の秋。
東京都区内と多摩地区の2ヶ所で行われた会場には、100人を超える参加者がありました。それを受けて、今年は、6月と10月に分けガイダンスが計画されました。
 今回のガイダンスでは、都内の高校受験制度の全体像を伝えるとともに、どのように受験していくかを段階的に分かり易く解説しました。都内にある高校の種類から、その費用、中3の夏休みの勉強や事前に志望校を見学することの重要性などが、現場の教師や市民ボランティアから、事細かに伝えられました。参加者は、中国語、英語、スペイン語、タガログ語、韓国語のグループに分かれ、それぞれ通訳されます。
「大切なことは、親と子が一緒になって確かな情報を得て充分理解すること。そして、意思決定がなされたら、担任にきちんと伝えること。学校には三者面談がありますから、その時に伝え、受験指導をしてもらうというのが最適です」こう語る豊島さんは、このガイダンスでは、多くの情報を伝えるとともにアフターフォローとして、学習支援の必要な子ども達のためには、受験にむけての学習支援も行っているとつけ加えました。

■ともに学んで、より良き未来へ
 
今回のガイダンスの参加者は、40人。通訳スタッフは、5ヶ国語合わせて14人があたりました。相談者の中には、静岡県からやって来た家族もいたほど。関心の高さがうかがえます。この中で気づくのは、子どもを大学まで行かせたいと願う親が多いことでした。そのために、一体何が必要なのかという問いに、「日本語の不自由な子達には、高校入試のハードルを下げたり、入学後の日本語や母国語のサポートしたりといったフォローが必要です。入試の際の問題文に、かなを振るなどのことは、すぐにできるはずです。また外国人枠を多くの高校に作るべきでしょう」と豊島さんは語ります。ともに学んで、日本の未来を歩けるように、この実行委員に参加するNGOや教員グループは願っています。
※次回は、10月6日(日)13:30〜16:30東京ボランティア市民活動センターで行う予定です。

全体相談の後、個別相談に移って


高校進学ガイダンス実行委員会
実行委員長 豊島直人
〒193-0833 八王子市めじろ台2-1-A-404
TEL/FAX 0426-64-1656
E-mail toshima@anet.ne.jp



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